令和3年と令和4年に愛育病院で当該入院中に分娩(経腟、帝王切開を含む)された患者さんが退院時に支払った総額の分布を示します。

愛育病院では、一般の有床診療所では扱わない35週以降の早産、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、妊娠糖尿病などハイリスク症例の分娩も行っており、単純に平均値を出すことは不適切だと思われるため、このような形で公表することにいたしました。(出産一時金42万の時の入院費です)
グラフの見方の詳細は下記を参照してください。

  • 退院時にお支払いいただいた総額です。ここから出産一時金の42万円を引いた額が患者さんの手出しになります。
  • 40万円以下の極端に低い例は、異常分娩(帝王切開)により高額医療費制度を適用されたり、児が疾患のために出生後に高次医療機関に搬送となったり、入院扱いとなったために新生児管理保育料が算定されなかった症例です。
  • 60万円以上の極端に高い例は、ハイリスク分娩管理加算に加え、時間外の帝王切開で分娩となった症例が含まれています。
  • 新生児管理保育料を含みます。ただし、児が低出生体重や低血糖、黄疸などで入院扱いとなった場合の入院費は児の保険証ができた後に清算しますので、含まれていません。
  • 無痛分娩、個室料、時間外加算などを含みます。
  • 5階の自販機など、患者さんご自身でご購入いただいた物品費用は含みません。

【 概算 】
ベースとなる分娩費:日中分娩、5泊6日入院で 451,150円
(希望時のみ) 拡大新生児マススクリーニング検査:10,000円、聴力検査:2,000円