産院にとっていちばん大事なことはなんでしょう?
安全なことはもちろんですが、快適に「お産」ができることではないでしょうか。
愛育病院でのすべてのお産は、LDRで行っています。

  • LDRとは、Labor Delivery Recovery(陣痛 出産 回復)の略です。
  • LDRシステムがあることで、陣痛室→分娩室→病室 と産婦さんが移動する必要がなく、リラックスして分娩に臨むことができます。


旧病院で出産された方もおられるかと思いますが、旧病院ではLDRが2室しかなく、分娩数に対して少なかったため、LDRとしての機能を十分果たせていませんでした。


新病院となり、LDRを6室備えることで、原則全ての産婦さんに陣痛開始から産後の状態が安定するまでの間、一つのベッド上ですごしていただくことができるようになりました。
お産前後での分娩台への移動がなくなることで産婦さんの負担が軽減されます。

  • すべてのLDRには、母体用の生体モニターと新生児用のモニターが常備されています。
  • 十分な数のLDRがあることは無痛分娩を安全に行うことにも貢献しています。
  • 麻酔処置は清潔なLDR内で行い、麻酔中の経過観察もモニタリングを連続で行いながら分娩を進めていきます。麻酔下でのベッドの移動も不要です。
  • 分娩中の万一の急変により、緊急で帝王切開となる場合でも、LDRから手術室にすぐに移動できる設計になっています。

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